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2013年6月30日日曜日

【学ぶ話題】 Facebook文化人類学

「オーガニックの聖地」とも言われる、アメリカ合衆国コロラド州ボルダー市。
そのボルダー市でオーガニック商品の輸出をしている土屋誠史さんから、
ゲスト寄稿をしていただきました。

<Facebook文化人類学>

私の友人を大きくグループ分けすると、
アメリカ人、南米人、日本人
の3グループに分かれる。
見ていると、Facebookの使用の頻度、内容でアメリカ人と南米人の間には
あまり差があるとは思えないが、日本人は一味違う。

アメリカ人も南米人も基本的にアップする内容はイベント的なことが多い。
旅行へ行った、子供の発表会があった、何かに参加した等々。
また、趣味、ジョークや小ネタ的なコメントも多い。

これらのジャンルは日本人ももちろんアップするのだが、
日本人のアップする内容は圧倒的に食べ物関係が多い。
例えば、日本人が旅行などのイベントについてアップするときは、
その際に飲んだワインのラベルの写真、デザートの写真や「美味しかった」などの
コメントが多かったりする。

反対に、南米人は
「友達とワイン&チーズ会やりました」
と言うアップがあっても、ワインやチーズの味に関するコメントが少ない。
アメリカ人も
「バーベキューをしました」
と言う話題はあっても料理へのコメントは少ない。

逆に日本人は、旅行やイベントでなくても、夕食の献立からちょっとした
レシピまで、美味しい食べ物、ワイン、お酒などに関する食欲系の直接的な
話題が多い様に感じる。
そういう直接的なコメントや写真のアップが多いのは日本人の特徴だと感じる。

このFacebookにおける内容で
「日本人は食に対するコメントが比較的多い」
と言う傾向を見て、やはり日本人は味覚に貪欲なのだと思う。

(一部のFacebookのコメントを見て日本の文化と言ってしまうのは
間違っているのかもしれないが)

日本の文化、国民性の大きな特徴は食に対する興味の深さではないだろうか。
日本人の特徴である
「食へのこだわり」
が、日本人の健康を守っているのかもしれない。

私のごく限られたFacebookのコンタクトをベースにした話なので、
かなり偏ったサンプルを元にした考えだとは自分でも思う。
また、あくまでも日本人は食に対するコメントが比較的多いと言う感覚的な
傾向の話である。

しかし、アメリカでは食に対する関心が比較的に低いために肥満が社会問題に
なっており、Facebookはそれを如実に表しているとつい思ってしまう。

以上、独断と偏見によるFacebook文化人類学でした。

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  土屋誠史さんが経営するオーガニック会社

  Boulder trading Company
  http://www.bouldertradingcompany.com/boulderstradingcompany.php