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2013年6月30日日曜日

【食べる話題】 市民農園

農業を生業にしなくても、農業体験に関心をもつ人々が増えていますね。

よく耳にする、「市民農園」とは、
小面積の農地を利用して野菜や花を育てるための農園のことですが、
さまざまな人々にさまざまな目的で利用されています。

サラリーマン家庭や都市の住民の方々が
レクリエーションとしての自家用野菜をつくっていたり、
高齢者の生きがいづくりから生徒・児童の体験学習などとしていたり…
というように多様な目的で利用されています。

実際のところ、出荷を目的とする農家や生産法人の農業生産とはちがい、
生産物を食べるために育てるというだけでなく、
育てる楽しみ、周りの自然環境や生物たちとの出会い、
ゆとりや安らぎの場として農園がもたらす多種多様な効果が注目されています。

自治体、農協、個人など多くの方々が市民農園を開設できるようになって
いますので、関心のあるかたは、ご自身の近くの市民農園を探してみては
いかがでしょうか?

★農林水産省の市民農園のページ
http://www.maff.go.jp/j/nousin/nougyou/simin_noen/index.html

  ▼ ▼ ▼

「市民農園にも興味あるけど、もっと手軽に農作業を体験してみたい!」
という方、オススメのイベントがあります。



東京・北千住から特急で約1時間の栃木県足利市の農場で、夏と秋の収穫祭を
行っています。
お子様連れからおひとりでも気軽に農作業を参加でき、
採れたて作りたてのランチを農場でいただき、
たくさんの野菜のお土産も持ち帰ることができます!

トマト・ナス・ピーマン・じゃがいも・ゴーヤ・ブルーベリー…
今年の夏も20種以上もの野菜やフルーツが
農薬や化学肥料は一切使わない「地球式自然農法」で栽培されています。

(社)日本ヒーリングフード協会が(有)プレマと一緒に主催するイベントです。
2013年夏の収穫祭は、7月13日(土)に開催します。
ただいま申込受付中ですので、ぜひこちらのページをご覧ください!

  ★Healing Food Academy 夏野菜収穫祭2013のご案内フライヤー
  http://www.healingfoods.jp/img/common/130713shuukakusai.pdf

今までの収穫祭の様子は以下の記事をご参照ください。

  ★2011年夏野菜収穫祭
  http://ameblo.jp/organic-aco/entry-10949189715.html

  ★2011年秋野菜収穫祭
  http://ameblo.jp/organic-aco/entry-11076707404.html

  ▼ ▼ ▼

さて、また農園の話題に戻りますが、市民農園のような農園は、
ヨーロッパ諸国では古くからありました。
ドイツでは「クラインガルテン(小さな庭)」と呼ばれてきました。

今は、世界各地の都心のビルの屋上や店内でも野菜が栽培され、
収穫したての新鮮な野菜料理をいただくことに
多くの人々が大きな付加価値を感じるようになっていますよね。

さまざまな目的、さまざまなスタイルの農園が、世界各地に存在しています。

つい先日、2013年6月19日、
ニューヨーク・ブルックリン区で最大の公営住宅団地の一画に、
広大な農園がオープンしました。

この農園の最大の狙いは、貧困層の間で進む肥満の進行に
歯止めをかけることです。

保健福祉分野を担当するリンダ・ギブス(Linda Gibbs)副市長は
レッド・フック公営住宅(Red Hook Houses)内の
約4000平方メートルの区画に作られた

<レッド・フック都市農園(Red Hook Urban Farm)>
は、
「住民たちに新鮮な農産物を提供し、若者たちに教育と雇用への道を提供する」
と声明で述べました。

この農園では野菜の栽培のために地元の10代の若者を採用する予定で、
収穫した作物の一部は貧困家庭に配布するそうです。

レッド・フック都市農園の肥満対策・雇用・教育としての効果には、
今後期待したいところですね。

★関連記事(英文)New York’s poor get urban farm to fight obesity
http://www.nation.com.pk/pakistan-news-newspaper-daily-english-online/snippets/21-Jun-2013/new-york-s-poor-get-urban-farm-to-fight-obesity

( By Organic ACO )